【電子工作入門編】ブレッドボードの使い方
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今回は、これから電子工作を始める方向けに、ブレッドボードの基本的な使い方について説明します。
ブレッドボードの使い方を覚えておくと、回路を気軽に素早く組むことができるので、電子工作がもっと楽しくなります。 本日の動画の内容は下記のようになっており、これを見れば、今すぐにでもブレッドボードを組めるだけの知識が得られるようになっていますので、ぜひ最後までご視聴下さい。
※動画内に誤字がありました 誤:ユニバーサル基盤 正:ユニバーサル基板
誤:Lチカ回路 正:LED点灯回路(点滅はしません)
↓テキスト派の方はこちらから https://lab-b.jp/tools/how-to-use-breadboard/
【目次】 0:00 オープニング 0:56 ブレッドボードとは 2:24 ブレッドボードの使い方 3:20 ブレッドボードの構造 4:24 実際に回路を組む 5:20 ワンポイントアドバイス 5:36 まとめ
【関連動画】 ・ブレッドボードを使う時のコツと注意点|ブレッドボードの信頼性を高めるための方法 https://youtu.be/aJzR4qenZ_o
【自己紹介】 ・ハードウェアエンジニア ・電子工作歴:9年 ・電子工作をゼロから体系的に並べるチャンネル「今日から始める電子工作」を運営してます
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#電子工作 #入門編 #工具 #ブレッドボード
【動画文字起こし】 まず、ブレッドボードとは何か?について話をしていきます。 ブレッドボードとは、回路を組むために使われるボードです。 ボードにはこのようにたくさんの穴が空いており、こちらにあるように、好きな位置に部品やケーブルを挿せるようになっています。 電子工作で回路を組む場合は、このユニバーサル基板と呼ばれる平ぺったい板か、ブレッドボードかどちらかの2択となります。 ブレッドボードを使うメリットが何かと言うと、なんといっても半田付けの作業が不要で、素早く簡単に回路を組める事にあります。 逆にデメリットとしては、信頼性が低いという事が挙げられます。 ブレッドボードは内部でピンを挟んでいるだけの構造ですので、接触不良を起こしたり、部品が外れやすいです。 また、ピンに流せる電流には制限があり、大電流用途には不向きという点にも注意が必要です。なので、モータをたくさんつなげる、といった事はやらない方が無難です。 ここでは、もう少しわかりやすくするために、ユニバーサル基板との比較をまとめてみました。 ピンピッチと呼ばれる、穴同士の距離はどちらも同じです。
なのでこのように、どちらにも同じ部品を挿入する事ができます。 流せる電流の大きさは、ワイヤーの太さや半田の厚さに依るのでユニバーサル基板は基板自体の電流値の制限はありません。ただし流しすぎると基板が焦げるので注意です。値段は、やはり構造が単純な分、ユニバーサル基板の方が安い傾向にあります。 例えばAmazonで見てみても、このようにユニバーサル基板の方が安いという事が分かるかと思います。
次に、ブレッドボードの基本的な使い方について説明していきます。 ブレッドボードは穴がたくさんありますが、大きく言うと機能別に電源GND用と信号用の2つに分かれています。 電源GND用の穴はこちらにある、縦に入った赤と青の線で、これはそれぞれ縦一列に内部で繋がっています。 赤がプラスなので電源側、青がマイナスなのでGND側に接続する、というのが通例になっています。 信号用はこちらにある部分で、Excelと同じように、列に相当する部分はアルファベット、行に相当する部分は数字が割り当てられています。 abcdeとfghijの列は内部で分離されているので別のグループであり、同じグループ内の同じ行は全て内部で繋がっています。 物によっては、こちらのように赤と黒が使われていたり、プラスとマイナスが入っていない場合もありますが、使い方は全く一緒です。 もう少し理解を深めるために、ブレッドボードの内部を確認してみましょう。 手元に余っている安物のボードがあったので分解してみます。 まず両面テープを剥がすと、このようにたくさんの金属のバーがあるのが見えます。この金属バー同士は全て繋がっています。 更にこのバーを外してみましょう。 するとこのような端子が現れました。 近くで見ると、この端子は部品の脚を挟み込むような形になっています。 実際に部品を差してみると、こんな感じになります。 今度は電源GNDに相当する金属バーも外してみます。 こちらも、長さが長いだけで、形状は全く同じですね。 というように、ブレッドボードは裏側で部品の脚を挟み込んでいるシンプルな構造である、という事が分かって頂けたかと思います。
理解を深めたところで、実際に回路を組んでみましょう。 ここでは、こちらにある定番のLチカ回路を作ってみます。 まずは抵抗とLEDを信号用のピンに差し込んでいきます。 LEDは向きがあるので注意して下さい。 脚が長い方がアノード、短い方がカソードになっており、電流はアノードからカソードの方向にしか流れません。
抵抗の片側とLEDのアノード側は回路上で繋がっているので、同じ列になるように差します。 次に、バッテリーを接続します。 信号用のピンに差し込んでも良いのですが、今回は電源GNDの使い方も覚えたいので、こちらの縦のラインに一旦接続します。 次に、プラスのラインから、LEDが繋がってない方の抵抗の脚に、マイナスのラインからLEDのカソー ... https://www.youtube.com/watch?v=bJ7lHhG8POE
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